ハイブリッドワークとは? リモードワークとの違いを解説 おすすめサービスとは
今日再び話題となっているハイブリッドワークというものをご存じでしょうか。
ハイブリッドワークとは、リモートワーク(テレワーク)とオフィスワークを組み合わせたより働き方の自由度を高めた働き方のことを指します。
このハイブリッドワークが再注目されるようになったのは、リモートワークとオフィスワークの利点を最大限に生かすことができるため、再び注目を集めています。
実際、コロナ禍を経てリモートワーク不要論が増えていっていますが、リモートワークを廃止することは企業にとってマイナスな影響を与えかねません。
なぜなら、リモートワークを導入しておけば何らかの理由で従業員が出社できない場合でも、外出先から業務を行うことができるからです。
そのため、ハイブリッドワークを導入することは企業にとって大きなメリットがあり、また働き方改革が唱えられている現代においても重要な役割を担っております。
本記事では、ハイブリッドワークにつて解説し最終的にはハイブリッドワークが導入できるオススメのサービスをご紹介します。
ハイブリッドワーク導入にオススメのサービス |
こちらのサービスは、DaaSやクラウドVDIと呼ばれるクラウド仮想デスクトップサービスです。クラウド仮想デスクトップサービスを導入してハイブリッドワークを導入することで、いつも作業しているデスクトップのワークスペースを、そのままクラウド移行することができます。こちらのクラウド仮想デスクトップは、Microsoft Azure環境で稼働しているため、Windows OSが扱えセキュリティ面でも安心してお利用いただけます。 |
1.ハイブリッドワークとは
ハイブリッドワークとは、従業員がリモートワークとオフィスワークの両方で働くことで、より自由な働き方が可能になる働き方のことを指します。コロナ禍を経てリモートワークが不要という声が上がっており、多くの企業でリモートワークが廃止されておりますが、この企業側の意見と従業員側の意見を両方とも採用したものが、現代のハイブリッドワークという訳です。
意外かもしれませんが、リモートワークの廃止を求めているのは企業側だけではなく従業員側からも上がっている意見です。その理由として、孤独感やコミュニケーションの取りづらさなど、働くうえで必要なものがリモートワークではどうにもならない課題があったようです。
テレワークやリモートワークとの違い
ハイブリッドワークとリモートワークやテレワークの違いは、働き方の違いです。ハイブリッドワークは、オフィスワークとリモートワークを場合によって選べる働き方です。それに対しテレワークやリモートワークは、オフィスから離れて働くことが大前提であり自宅やカフェ、出張先などから仕事を行うことを指します。そのため、ハイブリッドワークの中にリモートワークやテレワークは含まれていますが、リモートワークやテレワークの中にはハイブリッドワークの意味は含まれておりません。
関連記事➤テレワークのやり方とは? 仮想デスクトップのメリットとデメリットを解説
ハイブリッドワークの導入割合
ハイブリッドワークを導入している企業は年々増加しており、2022年から2023年にかけてハイブリッドワークの導入数は増加しており、2022年に53%だったのに対し、2023年は58%と1年間で5%も割合が増加しております。リモートワークやテレワークを辞めた企業ももちろん多いのですが、その仕組みは残しつつオフィスワークも続けることで、従業員の働きやすさに大きく貢献しております。
ハイブリッドワークは従業員の生活にどのような影響を与えるのか
ハイブリッドワークを会社で導入することで、従業員はリモートワークやテレワークのメリットと、オフィスワークのメリットどちらも得ることができますので会社にとっても多くのメリットがあります。例えば、通勤に1時間かかっている従業員が通勤時間を0にでき業務に専念できるようになったり、子供の発熱や急病により出社できない状態になっても、自宅からリモートワークやテレワークすることで子供の看病をしながら業務に取り掛かることができます。
反対にデメリットは少なく、リモートワークやテレワークで感じていたデメリットは、ハイブリッドワークにすることでリモートワークやテレワークで感じていたデメリットを感じなくなる方が多いようです。リモートワークやテレワークで多く上がっていたデメリットは、コミュニケーションが取りづらいことや、家を出ないため運動不足になりやすいなど、出社しないことで感じるデメリットがほとんどでした。しかしハイブリッドワークであれば、出社できるためコミュニケーションの問題は解決でき、運動不足にもなりづらいです。
2.ハイブリッドワークの現状
ハイブリッドワークの現状は、導入されている企業は既に多いことが分かりました。今回参考にしているレノボ・ジャパンの調査によると、テレワークが可能な職場と回答したのは79.2%でテレワークを導入している企業が約8割を占めている状況です。そのため、多くの企業ではリモートワークやテレワークを利用できる状態にしており、柔軟な働き方を行っています。※1
※1_レノボ・ジャパンの「ハイブリッドワーク実態調査 2024」から働き方の現状を探る
3.ハイブリッドワークのメリットデメリット
これまでハイブリッドワークがどのように利用されているのかお話ししましたが、次にメリットデメリットについてお話します。リモートワークとオフィスワークを両立できるハイブリッドワークは、どちらとものメリットを生かせますが、それでもデメリットは存在します。まずはメリットからお話しします。
ハイブリッドワークのメリット
ハイブリッドワークのメリットは以下のようなものがあります。
ハイブリッドワークのメリット |
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従業員のライフスタイルに合わせて勤務形態を変えられる
オフィスワークをしている時、このようなお悩みございませんか。毎朝通勤ラッシュの時間帯に出社し、出勤前につかれてしまったり、子供の急な発熱でどうしても休めない仕事を残して休みをとったりなど。このような問題を解決できる働き方こそが、ハイブリッドワークです。ハイブリッドワークを導入しておけば、毎日の通勤ラッシュを避けることはできませんが頻度を減らせますし、子供の発熱の際にはその日だけリモートワークにし、子供の看病をしながら出社することができます。
コミュニケーションがとりやすい
リモートワークの最大のデメリットとして、お客様や会社の同僚とのコミュニケーションが取りづらいというものがありました。これは、お客様と取引をする際に対面でアプローチをかけておけば成立していた商談があったり、会社としてのチームワークを高めていきたい場合に、チームメンバーの顔色が確認できなかったり気の抜いた話がしづらかったりします。
しかしハイブリッドワークであれば、出社はできるため取引においても対面とオンラインどちらでも商談を行うことが可能です。会社メンバーとのコミュニケーションも、リモートワークとオフィスワークをどちらも行えるため、問題が発生しづらいです。
費用削減
会社側のメリットとして、交通費の支給や光熱費の削減など費用削減が期待できます。また、従業員としても外食の機会を減らせたり商品を購入する機会が少なくなるため、従業員としても費用削減の効果は見込めます。
ハイブリッドワークのデメリット
ハイブリッドワークのメリットをお話ししましたが、次にデメリットを解説します。ハイブリッドワークのデメリットは、以下の通りです。
ハイブリッドワークのデメリット |
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仕事とプライベートのメリハリがつかない
常に自宅にいる訳ではありませんが、やはり自宅では仕事に集中できない方はいらっしゃると思います。そのため、自宅で仕事モードになりきることができずオフィスワークでは本領発揮できない場合があります。更に、自宅でも仕事をするということは、自宅も職場になるということですので、プライベートと仕事のメリハリをつける場所が無くなってしまいます。これは、テレワークのデメリットですので、仕事とプライベートのメリハリがつかないことに課題を感じる方は、出社すれば問題は解決しますが、リモートワークとオフィスワークどちらでもいいとしてしまうハイブリッドワークは、働く人に生活の不自由を与えてしまう可能性があります。
出社しないとやる気が無いと思われる
コロナ禍で世界中でリモートワークが導入されたことで、リモートワークに対する認識が統一されたかのように感じますが、リモートワークは楽をしているという認識があるのは事実です。この認識があることは問題ではありませんが、リモートワークの回数が多いことが会社としての評価に影響してしまう恐れがあります。そうなってしまうと、いくら結果を出そうが出社している従業員に比べて給料が低くなってしまいます。そうならないためにも、ハイブリッドワークを導入する際には評価の部分を念入りに検討することと、経営陣や役員の方たちはハイブリッドワークへの認識を統一しておく必要があります。
全国どこからでも採用することができない
ハイブリッドワークは出社することが大前提ですので、出社できない方を採用することはできません。そのため、リモートワークに比べて採用範囲は大きく減ってしまいます。しかし、リモートワークは働き手にとっては好印象を与えてくれますので、リモートワークがOKになっていることでの採用面の優位性は保つことができます。このリモートワークOKという特徴と優位性を生かして採用活動をすることで採用率もアップするでしょう。
4.ハイブリッドワークを導入する方法
これまでハイブリッドワークのメリットデメリットについてお話しましたが、次にハイブリッドワークの導入方法について解説します。ハイブリッドワークを導入する方法は以下の通りです。
ハイブリッドワークを導入する方法 |
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運用ルールを定める
まずは、運用ルールを定める必要があります。ハイブリッドワークですので、全く出社しないということはできませんのでどのくらいの頻度で出社するのか、そして評価にどのように影響するのかなどをルールとして定めておく必要があります。また、勤怠管理も重要になってきますので、念入りに検討しておきましょう。そして、連絡手段も検討が必要です。現在使っているチャットツールやメール、オンライン会議アプリなどになってくるとは思いますが、どういった場合に何を使うかなどは定めておきましょう。
環境を整える
次にハイブリッドワークを導入するため環境を整えましょう。代表的なもので行くと、インターネット環境と作業用PCです。ハイブリッドワークを導入するとなると、クラウドシステムやシンクライアントシステムが採用されると思いますが、インターネット環境を整えておかなければ利用することができません。簡単に導入したいのであればクラウドシステムになりますが、シンクライアントシステムでハイブリッドワークを導入しようとすると、時間もかかってしまいます。そのため、環境を整えるための期間を多めに取っておく必要はあります。
また、環境を整えるために必要な費用に対して補助金が支給されることがあります。地域の補助金や国が支給している補助金をうまく活用しながらハイブリッドワークを導入することで、お得に環境を整えることができます。
セキュリティを整える
ハイブリッドワークを導入すると会社のデータを社外に持ち出すことになりますので、セキュリティ対策を行うことは必ず必要になります。そのため、基本的にはパソコンを持ち出してハイブリッドワークを行うことは控えるべきです。なぜなら、パソコンを持ち出して重要なデータが他人に盗み見されたりデータを紛失してしまう恐れがあるからです。パソコンを持ち出してハイブリッドワークを導入するなら、パソコンにデータを残さない仕組みを整えるか、クラウドサービス利用することが重要です。
5.オススメのサービス
ハイブリッドワークを導入するうえでおすすめの方法をご紹介します。おすすめのサービスをご紹介する前に、どのような方法でリモートワークを導入すればいいのか解説します。リモートワークを導入する方法は大きく分けて2種類あります。
リモートワークの導入手段 | |
1.クラウドサービス | 2.サーバーシステム |
このように分けることができます。主にクラウドサービスでインターネット回線を介して自宅でも同じ作業を行うか、サーバーでVPN接続やシンクライアントシステムを用いてリモートワークを導入しております。サーバー管理の技術があれば、サーバーを活用してリモートワークを導入することはできますが、サーバーを管理していない状態からサーバーを活用してリモートワークを導入することはかなり困難です。そのため、サーバー管理をしていない会社はクラウドサービスを活用してハイブリッドワークを導入することをおすすめします。
関連記事➤クラウドとは? ほ法人企業がクラウドを利用するメリットデメリットとは
applippli DX Pro
クラウドデスクトップはDaas(Desktop as a Service)として提供され、Windows11の環境をクラウド化しWindows PCはもちろんのこと、MacBookやiPad等タブレット端末、iPhone等スマートフォンなどこれまで利用できなかったようなオンプレミス型ソフト等をどの端末からでも接続できるようにするシステム。
Windows11のクラウド環境に販売管理ソフトや会計ソフト、共有フォルダ等を入れておくと、他のユーザーと瞬時に情報共有できたり、複数人で各ソフトを利用することができる。
また、OSやアプリケーションの一元管理が1つの環境を確認するだけで可能になるため、情報システム担当者やIT部門の方は1つ1つの端末をメンテナンスする必要が無くなり、効率的に環境を整備が可能。
- 料金:月額58,000円~、ユーザー数無制限、初期費用:50,000円
最後に
ハイブリッドワークを導入できれば、従業員の働き方はより柔軟になり多くの方が働きやすくなります。しかし、導入は慎重に行うべきであり、特にセキュリティ対策については念入りに対策するべきでしょう。そうしてハイブリッドワークを導入することができれば、業務の効率化と省力化することができ、企業を更に大きくすることができるでしょう。
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