経理の人材不足問題の解決策とは クラウドでバックオフィス業務効率化
経理が直面する課題の一つとして「人材不足」が挙げられます。この問題は、経理担当者が人材不足しているだけでなく、業務の複雑さとお金を扱うというその重要性が増していることにより、より一層深刻化しています。
しかし、経理は企業が成長していくにあたり、欠かせない存在であることは間違いありません。
そこで本記事では、経理の人材不足問題を解消するための解決策を提案していきます。
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経理の人材不足の問題点
バックオフィス業務にあたる経理の人材不足は、企業の成長と競争力に影響を与えます。経理は、企業の財務状況を正確に把握し、適切な意思決定を行うための重要な情報を提供します。しかし、経理人材が不足していると、これらの業務が適切に行われず、企業全体のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
これらの問題点を解決するためにはどのような取り組みを行うのがいいのでしょうか。
経理の人材不足の解決方法とは
この問題を解決するための一つの方法が、クラウド技術の活用です。クラウドベースの会計ソフトウェアやAIを活用することで、経理の効率化と自動化が可能となります。これにより、人材が不足している状況でも、業務の遂行が可能となります。
クラウドサービスの選び方
クラウドを活用しようと考えていても、そもそもクラウドに詳しくなかったり、選ぶ基準が分からなかったりするかと思います。そこで、これからどのような方法で選ぶのがよいか話したいと思います。
業務にマッチしているか
クラウドを導入するにあたり、まず初めに意識しなければならないことがあります。それは、「課題内容にあっているか」です。一言にデジタル技術といっても、その種類は数えきれないほど存在しているため、「何を」「どう」したいのかを明確にしたうえで導入しなければ意味がありません。
たとえば、経理業務のうち、情報共有に時間がかかってしまってしまっているとして、この課題を解決するにはクラウドサービスなどの距離や場所などのギャップを埋めることができるデジタル技術を選ぶのがよいです。しかし、この課題に対して、入力作業をラクにするようなツールを導入したとしても、最も解決すべきであった課題は解決することができません。
そのため、デジタル技術を活用するにしても、「何を」「どう」したいのかを明確にしなければ課題解決に繋がらない結果になってしまいます。
導入をサポートしてくれるサービスを選ぶ
デジタル技術を導入すると、これまで苦労していた業務をデジタル技術に任せることができるようになるため、業務が簡単になります。
しかし、それはうまくデジタル技術を導入できた場合の話です。仮に、デジタル技術にあまり詳しくない方が、複雑なデジタル技術を導入したうえで、導入後にあまりサポートしてくれず、デジタル技術を活用しきれなかった場合、むしろ業務負担がかかってしまう可能性があります。
そのため、導入をサポートしてくれるサービスや、無料体験があるサービスを選ぶことが大切になってきます。
扱いやすいか
上記にもありますが、デジタル技術はうまく活用できなければ意味がありません。そのため、様々な機能が付いているデジタル技術を導入することが重要ではなく、シンプルな機能のデジタル技術であっても、課題の解決ができるデジタル技術を導入できるかが重要だと言えます。
シンプルなデジタル技術を導入することのメリットは、課題をピンポイントで解決できることだけでなく、必要な技術しか含まれておらず金額が安いため、金銭的にもメリットがあります。
これら3つのポイントに注意を払いながらデジタル技術を導入することがよいでしょう。
おすすめの経理向けツール3選
経理担当者向けのサービスをご紹介します。
アプリップリクラウドデスクトップ
こちらのツールは、現在のお客様のデスクトップ環境をまるごとクラウド上に入れて、お手元の端末から参照できる、クラウドへの移行を目的としたDaaSのサービスです。
場所や端末を問わず、まるでオフィスで自分のPCを使っているかのように24時間どこからでも操作が可能になりますので、これまでターゲットになりえなかった地域まで雇用を拡大することができます。
また、こちらの製品はデスクトップ環境をそのままクラウド化できるため、新たに技術を学びなおす必要がなく、製品導入後もいつも通りの仕事を続けることができます。
バックオフィス業務をすべてクラウド化できるため、情報共有が格段にラクになり、それと同時に災害対策(BCP対策)も行えますので様々な面で役立ちます。
アプリップリクラウドデスクトップのHPはこちら
2.通販受注データ変換取込モジュール
こちらのツールは、弥生販売限定にはなりますが、AmazonやRakurtenなどのECサイトからダウンロードしたCSVファイルを弥生販売へ簡単に取り込めるようになるツールです。
こちらのツールは、とてもシンプルな性能をしておりまして、①商品台帳情報取得機能、②インポート機能、③テンプレート機能、④得意先マッチング機能、の計4つの機能がついております。
導入メリットとしては、①入力作業の自動化によるヒューマンエラーの削減や、②弥生販売を利用中でも取り込み作業可能、③テンプレート機能による作業の単純化などが挙げられます。
通販受注データ変換取込モジュールのHPはこちら
3.弥生販売自動インポートツール
こちらのツールも弥生販売限定のツールですが、弥生販売の「別のユーザーが弥生販売を利用していると別のユーザーは弥生販売を利用することができない」というデメリットを解消するツールとなっております。
このデメリットを解消することにより、どんな時間でもインポート作業に取り掛かれるようになるため、業務を効率化することができます。
さらに、複数のファイルを一括で取り込むことができますので、複数の支店やグループ会社のデータを集計する際などに活躍します。
弥生販売自動インポートツールのHPはこちら