【目的】多要素認証の目的を解説 多要素認証が求められる背景を解説
多要素認証の目的
多要素認証の目的をご存知でしょうか。近頃の話にはなりますが、アプリケーションやwebサイトにログインする際にID・パスワードに加えて、SMS(ショートメッセージ)やメールなどで認証コードが送信され認証作業が必要になることが何度かあると思います。実はこの認証は、多要素認証ではなく多段階認証のうちの2段階認証というものにあたります。この2段階認証が導入され始めた目的としては、主にSNS等の不正アクセスの防止やセキュリティ強化の目的で導入が増えております。
では、多要素認証はどのような目的で注目されているのでしょうか。その目的は、2段階認証よりさらにセキュリティ強化を行うためです。そもそも2段階認証と多要素認証の違いは、2段階認証は「認証を2回行う認証方法」に対して、多要素認証は「2つ以上の要素を組み合わせて認証する方法」です。そのため、2段階認証は2回認証できれば要素を組み合わせる必要が無いことに対し、多要素認証は2つ以上の要素を組み合わせて認証する必要があります。そのため、多要素認証は2段階認証に比べ、セキュリティレベルが高いです。また、複数の要素のうち要素を組み合わせた2つを選んで認証することを「2要素認証(2FA)」と呼びます。ちなみに、現在挙げられている要素というのが4種類あり、「所持情報」と「知的情報」「生体情報」そして「場所情報」の計4つが多要素認証の要素として挙げられています。
このように、多要素認証は2段階認証に比べ認証要素が多いという違いがあります。認証要素の数が多いほどセキュリティが高くなり、不正アクセスや不正ログインを防止する効果が期待できます。こういった側面から、近頃2段階認証に続き多要素認証が注目を集めております。
今後、多要素認証が可能になるサービスが続々とリリースされるかと思いますが、会社に合ったサービスを導入して不正アクセスや情報漏洩を未然に防いでいただければ幸いです。
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