DaaSとは何ですか? デスクトップ仮想化
DaaSとは、クラウド上に作成する仮想デスクトップ(VDI)のことで、「デスクトップ仮想化」とも呼ばれます。
DaaSは、ダースと読み「Desktop as a Service」の略称です。
仕組みとしては、一般的なPCのデスクトップ環境とは異なり、MicrosoftやAmazonなどのクラウドプロバイダーが提供しているようなクラウド環境で構築された仮想デスクトップを、ユーザーはインターネットを利用してクラウド環境の仮想デスクトップにアクセスするような仕組みとなっております。
⇒仮想デスクトップとは
主な特徴
DaaSの主な特徴としては以下のようなものがあります。
クラウド型の仮想デスクトップ(VDI) どこからでもアクセス可能 セキュリティ強化 システム管理の簡素化 |
クラウド型の仮想デスクトップ(VDI)
オンプレミス型の仮想デスクトップ(VDI)は、サーバー管理が必要になるため社内にシステム担当者がいない会社では仮想デスクトップ(VDI)の運用は困難でした。しかしDaaSであれば、サーバー管理無しで仮想デスクトップ(VDI)を利用することができます。
どこからでもアクセス可能
DaaSは、クラウド環境で構築された仮想デスクトップ(VDI)であるため、インターネット環境が整っている場所であればどこからでもDaaSにアクセスすることができます。そのため、テレワークや移動の多い職業の方に多く利用されております。
セキュリティ強化
DaaSは、手元の端末はクラウド上の情報を表示させているだけに留まりますので、クラウド上のデータを端末内に取り込むことはなく、情報漏洩の防止に繋がります。
セキュリティの観点からも、クラウドで稼働しているため情報漏洩のリスクやウィルスの感染リスクが低く、安全な状態で業務を遂行するというメリットもあります。
システム管理の簡素化
また、このDaaS環境で作成されたいくつものデスクトップ環境は、ホスト環境から全てセットアップや環境の作成ができますので、IT管理者の省力化や業務効率化に繋がります。更に、ユーザーの端末を見に行かなくても代表環境からユーザー環境を確認することができるため、情報の一元管理も簡単に行えます。
類似サービスとの違い
DaaSにはSaaSやVDIなどの類似サービスがありますが、以下のような違いがあります。
サービス | 説明 |
DaaS | 仮想デスクトップ(VDI)をクラウドで提供 |
SaaS | ソフトウェアをインターネットを介してクラウドで提供 |
IaaS | システムインフラをクラウド経由で提供 |
VDI | 自社サーバーに仮想デスクトップを構築して運用する仕組み |
このような違いがあります。
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